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Simon Standage

and Friends

特別来日公演
〈 サイモン・スタンディジと仲間たち 〉

2023年10月19日(木)19: 00開演

三鷹市芸術文化センター 風のホール

煌めくヴァイオリン
ロンドンのバロック・ヴァイオリンの名匠と仲間たちが奏でる魂の交歓

長きにわたりパイオニアの一人として英国のバロック演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリンのレジェンド、サイモン・スタンディジと国内外の古楽シーンで活躍する日本人演奏家のドリームチームが三鷹風のホールに集結!


サイモン・スタンディジの使用するヴァイオリンは1685年ジョヴァンニ・グランチーノ作の名器。その美しい名器から繰り出される煌めく音色で届けるのは、スタンディジ十八番のヴィヴァルディ「四季」、コレッリのコンチェルト・グロッソ、ボンポルティのヴァイオリン・コンチェルト、そしてイギリスが誇る天才パーセルの劇音楽と名曲揃い。お聴き逃しなく!

​PROGRAM

A.ヴィヴァルディ:四季より「春」「夏」
Antonio Vivaldi: La Primavera, L’estate from “Le Quattro Stagioni”
A.コレッリ 合奏協奏曲作品 6 第 7 番
Corelli: Concerto Grosso Op.6 No.7 D major
H.パーセル:劇音楽「アブデラザール」「解かれたゴルディアスの結び目」より 組曲
Henry Purcell: Suite from “Abdelazar", "The Gordian knot untied”
F.A.ボンポルティ:ヴァイオリンコンチェルト作品 11 第 5 番
Francesco Antonio Bonporti: Concerto Op.11 No.5 F major


※曲目、演奏者は予告無く変更になる場合があります。

2023年10月19日(木)19:00開演

​会場:三鷹市芸術文化センター風のホール
〒181-0012  東京都三鷹市上連雀6-12-14

【チケット】

全席自由 5000円(当日券 5500円)
学生席 2000 円


◆東京古典楽器センター
TEL 03-3952-5515
チケットぴあ オンライン

公演に寄せて

長年にわたりパイオニアの一人として英国のバロック演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリンのレジェンド、サイモン・スタンディジ氏をロンドンから招聘するのは2016年の3月、2018年の2月に続きこれが3回目になります。
当初2020年の10月に招聘する予定が新型コロナウイルスの影響で中止となり、再招聘の機会を窺うこと早2年。今年(2023年)に82歳になるスタンディジ氏の長旅の負担を考えると、これ以上の猶予は許されないということで、新型コロナウイルスに関する入国制限が緩和されたこのタイミングで3回目の、そしてこれが最後になるかもしれない招聘に向けて再始動致しました。
そもそも私は、20年以上も前にたまたま出会ったCDでスタンディジ氏が長年ソロを務めていたイングリッシュ・コンサート(指揮、チェンバロ:トレヴァー・ピノック)の演奏を聴き、雷に打たれたような感動を覚えたことがきっかけで音楽家を志すようになりました。畏れ多くもそのご本人と過去2回、同じステージで一緒に演奏出来たことは、今でも宝物のような思い出です。
1685年ジョヴァンニ・グランチーノ作の美しい名器から繰り出される氏の煌めく音色には、聴衆はもちろんのこと、共演者の心をも掴む魅力があります。その音をまた間近で聴きたい、そしてそれを多くの人と共有したい。その一心が今回の企画の趣旨です。
バロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの武澤秀平氏、チェンバロの水永牧子氏を始め、国内外の第一線で活躍する尊敬する演奏家の皆さんとタッグを組み、イングリッシュ・コンサートと共に数々の名録音を残してきたバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディといったスタンディジ氏の十八番のレパートリーをお届けいたします。

サイモン・スタンディジと仲間たち主宰

天野寿彦

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サイモン・スタンディジ

Violin: Simon Standage

17、18世紀の音楽を専門とするヴァイオリン奏者。イングリッシュ・コンサートのリーダー、ソリストを発足時から1990年まで務め、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアでも同様の役目を果たす。グラミー賞にノミネートされたヴィヴァルディ「四季」を初めとするイングリッシュ・コンサートとの数多くの録音の他、クリストファー・ホグウッドとアソシエイト・ディレクターを務めたエンシェント室内管弦楽団ではモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲を含むソロ、室内楽曲の録音を残している。また、リチャード・ヒコックスと共に結成したコレギウム・ムジクム90でもチャンドス・レコーズに数多くの録音を残している。ソリスト、また室内アンサンブルのディレクターとして英国のみならず世界中で活躍する。古典派のレパートリーの歴史的解釈に基づく演奏を専門とするザロモン・カルテットを81年に結成し、そのリーダーとして世界中で演奏、録音、収録を行う。イギリス・ロンドンの王立アカデミーおよびハンガリー・ブタペストのフランツ・リスト・アカデミーのバロック・ヴァイオリンの教授。2008年にポーランド文化への貢献に対するメダルを受賞。2009年に王立音楽アカデミーの名誉会員に推挙される。2010年にはドイツ・マグデブルク市よりゲオルグ・フィリップ・テレマン賞を授与される。

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天野寿彦(ヴァイオリン、ヴィオラ)

Violin/Viola: Toshihiko Amano

ヴァージニア州立ウイリアム・アンド・メアリー大学卒業後、東京藝術大学音楽学部を経 て、同大学大学院修士課程を修了。バッハ・コレギウム・ジャパン、アントネッロ等の主要古楽団体の公演、録音、TV収録に参加。若松夏美、A.ベイエの各氏に師事。ロンドン王立音楽院教授のS.スタンディジ氏を招聘し、バッハのコンチェルト等で共演。近年はヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子氏らと共に自主企画公演を重ね、ヴィオロンチェロ・ダ・ スパッラやルネサンス期の弦楽器リラ・ダ・ブラッチョの研究、演奏も手がける。サイモ ン・スタンディジと仲間たち主宰。アルル音楽教室、アイゼナハ音楽院バロックヴァイオ リン科講師、富山古楽協会講師。台湾高雄原聲巴洛克樂團弦楽アドヴァイザー。

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廣海史帆(ヴァイオリン、ヴィオラ)

Violin/Viola: Shiho Hiromi

東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学大学院修士課程古楽科を修了。これまでに、 佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチア の各氏に師事。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受 賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ 音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に 出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボ レアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加する他、古楽、モダンを問わ ず様々な演奏活動をしている。

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阪永珠水(ヴァイオリン)

Violin: Tamami Sakanaga /Role

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を卒 業。学部在学中より古楽に興味を持ちバロックヴァイオリンを始め、その後同大学院音楽 研究科修士課程古楽専攻を修了。学部卒業時に同声会賞を、大学院修了時に大学院アカン サス音楽賞を受賞。 これまでに牧野郁子、岩崎裕子、篠崎史紀、玉井菜採、若松夏美各氏に師事。 2018年に、より専門的に古楽を学ぶためにヨーロッパに渡り、スイス・バーゼルの Schola Cantorum Basiliensis にてAmandine Beyer 氏に師事してルネサンスからロマン 派までの歴史的奏法と理論を学んだ。ヨーロッパではスイスを中心に各地で演奏活動を行 い、2023年9月に日本に帰国。現在は東京を拠点に活動している。

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吉田爽子(ヴァイオリン、ヴィオラ)

Violin/Viola: Soko Yoshida

盛岡市出身。東京藝術大学学部在学中にバロック・ヴァイオリンと出会い、そ の後古楽を専門に学び始める。同大学院古楽科で若松夏美氏に師事。2018年に スイスのバーゼルへ移住し、バーゼル・スコラ・カントルムでヴァイオリンを レイラ・シャイエ氏に、中世フィドルとルネサンス・コンソートをバティスト・ ロマン氏に、即興法をニコラ・クマー氏に師事。2022年にスペインで行われた 国際バロック・ヴァイオリン・コンペティション《José Herrando》で1位を 受賞。現在はバーゼルを拠点に、Cardinal Complex、La Cetra Barockorchester、 Il Pomo d’Oro、Ensembl La Centifoliaといった様々なグループの奏者としてヨ ーロッパ各地で演奏活動をしている。

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武澤秀平(チェロ)

Violoncello: Shuhei Takezawa

チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学器楽科チェ ロ専攻卒業。2006年~2013年新日本フィルハーモニー交響楽団チェロ次席奏者。2015年 まで桐朋学園大学古楽器科非常勤講師。2015年から2018年までデン・ハーグ王立音楽院 修士課程にてヒストリカルチェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。これまでに国内外の主 要古楽アンサンブルのチェロ奏者を歴任。〝アントネッロ〟メンバー。オブレヒト音楽 院、オーケストラ・ユヴェナリス主宰。

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長谷川太郎(ファゴット)

Basson: Taro Hasegawa

東京藝術大学卒業。パリ国立地方音楽院古楽科を褒賞付き満場一致の評価を得て修了。バ ロックファゴットとドゥルツィアンの2つのディプロマを取得。フランスでは国営放送や ヴェルサイユ宮殿などでコンサートや録音に参加する他、ジャン・テュベリ、シギスヴァ ルト・クイケン等の世界的な指揮者のもとで演奏。第32回国際古楽コンクール〈山梨〉入 選。2021年に東京で行ったコンサートは日本初のドゥルツィアンのリサイタルとなり、翌 年には大阪でも開催。現在日本各地の古楽団体にゲストとして参加する他、歴史的ファ ゴットのレクチャーも活発に行なっている。ヒストリカルファゴットを鈴木禎、堂阪清 高、ジェレミー・パパセルジオの各氏に師事。

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西澤誠治(コントラバス)

Contrabass: Seiji Nishizawa

札幌市生まれ。東京藝術大学卒業、及び大学院修了。東京シティ・フィルを経て読売日本 交響楽団入団、首席奏者も務めた。 ソロ、室内楽でも盛んに活動するが、特にモーツァルトのバス歌手とコントラバス奏者の ためのコンサート・アリア『Per questa bella mano』(このうるわしい御手のために) K.612では世界的バス歌手Conal Coad氏と共演した。なお、この曲の演奏の際には ウィーン式調弦のコントラバスを使用している。(a.F#.D.A.Fの変則調弦) 現在、読響を定年退職しフリーランス。客演首席として国内外のオーケストラに招聘され ている。 また古楽奏者としてはバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ に創立時より加わり、数々のコンサート、レコーディング、海外ツアーに参加している。

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水永牧子(チェンバロ)

Harpsichord: Makiko Mizunaga

桐朋学園大学古楽器科卒業。フライブルク音楽大学大学院に留学、ドイツ国家チェンバ ロ・ソリストディプロマを取得。1999年、モントリオール国際チェンバロ・コンクール第 2位、M.ゴネヴィルの現代作品演奏にて最優秀賞も受賞。留学中に欧州各地で演奏。 2001年、東京にてソロ・リサイタルデビュー。東京オペラシティ「B→C」などに出演。 「ラ・フォンテーヌ」のメンバーとして、第11回山梨古楽コンクール・アンサンブル部門 第2位。2000年、ブルージュ国際コンクール・アンサンブル部門第2位、併せて聴衆賞を 受賞。ロンドンSBC音楽祭、ヨーク古楽祭に参加。2001年度文化庁在外研修員。最近の ソロCDは「ゴルトベルク変奏曲(Pooh's Hoopレーベル)。チェンバロをロバート・ヒ ルに師事。

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