Les Vents Romantiques Tokyo

Music for the Royal Fireworks

＜PROGRAM＞
スザート／ ダンスリー舞曲集より
ルイ13&14世の音楽／ フィリドールコレクションより「オーボエバンドの音楽」「2対の太鼓のためのマーチ」
リュリ／ 国王の騎乗パレードのためのトランペット、太鼓、オーボエのエール
作者不詳／ ホルン、2 本のオーボエと通奏低音のための協奏曲 変ホ長調
ヘンデル／ アリア HWV410&411
ヘンデル／ 王宮の花火の音楽 HWV351
他

＜出演＞
Les Vents Romantiques Tokyo

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～「吹奏楽の起源を巡る旅」によせて～

レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ代表　三宮正満

１７４９年ヘンデル作曲の王宮の花火の音楽は、祝典のために管打楽器のみの編成で演奏されました。前代未聞の大編成（オーボエ２４・ファゴット１３・トランペット９・ホルン９・打楽器３）を見るためリハーサル時から多くのロンドン市民が集まり、街はパニックになったそうです。今回、日本中からピリオド楽器のスペシャリストを総動員し、初演時の編成通りに演奏しますが、これは日本初演であり、今後もこのスタイルで演奏することは難しいであろうビッグイベントです。管楽器は、中世ルネサンス～初期バロック時代と時代を経て形を変えていきました。オーボエやファゴットの祖先ショームやドルツィアンなどのアンサンブル、ヴェルサイユのルイ１３、１４世時代の狩の音楽や王の権威を表す音楽、そして最も重要な軍楽隊の音楽など様々な管楽バンドの形態を紹介しつつ、バルブやピストンの全くないバロック時代の金管楽器の荒々しくも優雅なサウンドを存分にお楽しみ頂きます。また、管楽器と対になる打楽器は数種類登場し、ティンパニのために書かれたソロ曲を名手菅原氏の演奏でお聞き頂きます。バロック時代軍隊と密接に関係していた管楽バンドですが、古典派やロマン派になるとクラリネットやサックスが加わり現代で言う吹奏楽（ブラスバンド）となるわけです。伝統を受け継いだ吹奏楽の原点と言うべき１８世紀の管楽バンドを、コンサートソムリエとしても活躍中の朝岡氏の詳しいご案内と共にお楽しみ下さい。

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[主催] レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ

文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業